高卒者の就職・離職の現状
そもそも高卒で就職をする人は、実際にはどの程度いるのでしょうか。実は、高卒者の中には新卒時に就職しても、数年で離職する人が多くいます。
ここでは、高卒者の就職や離職の現状について確認しておきましょう。
新規高卒者の就職状況
文部科学省の調査によると、平成31年3月に高校を卒業した人数は105万6847人でした。このうち、高卒新卒での就職を希望したのは18万7342人です。
そして、実際に就職した人数は18万3891人、就職しなかった人数は3451人となっています。よって、高卒新卒の就職希望者に対する実際の就職者の割合は98.2%という高水準です。
この調査結果により、高校を卒業してそのまま就職する場合、ほとんどの人が就職先を見つけられていることが分かります。
高卒者の離職状況
厚生労働省の調査によれば、平成29年3月の就業後3年以内の離職率は【大学】32.8% (+0.8P) 【短大など】 43.0% (+1.0P)【高校】 39.5% (+0.3P) 【中学】 59.8% (▲2.6P)となっております。
この結果をみると、高校を卒業して就職しても、数年のうちに離職している人は決して少なくないと分かります。なお、就職後数年で離職する人が多くみられるのは高卒者に限ったことではありません。
大卒者においても同様の傾向がみられます。つまり、学歴が高いからといって就業を続けやすいというわけではないというわけです。
こうした離職者の状況をみれば、学歴に関係なく転職をする人は多くいるといえるでしょう。
高卒の就職・転職は難しい?
高卒新卒の就職率は高い水準にあります。しかし、「高校を卒業してしばらく経ってからの就職や転職は難しい」というイメージをもっている人が多いのではないでしょうか。
学校を卒業後、新卒のタイミングで就職しなかった方は「既卒」と呼ばれますが、高卒の既卒者は就職できないのでしょうか?
実際は、高卒だからといって既卒での就職や転職ができないということはありません。ここからは高卒の就職や転職の状況についても確認しておきましょう。
高卒で内定を得ている人はたくさんいる
高卒者で就職や転職活動を通して内定を得ている人はたくさんいます。たしかに、場合によってはスキルや学歴の条件が合わず採用されないケースもあるでしょう。
しかし、しっかり求人情報を探していくと、高卒でも条件が合致する仕事は多くあります。
そういった求人に的を絞って徹底的な対策を行えば、高卒でも就職や転職を成功させることは十分できます。
高卒の方が仕事探しをする場合には、最初から「どうせ難しい」と先入観を持つのではなく、しっかりと情報を集め、必ず就職するという強い気持ちをもって準備することが大切です。
また、高卒者が仕事選びをする時は、さまざまな支援をしてくれるサービスも利用できます。
たとえば、ハローワークや就・転職エージェントに相談すれば、企業の内定を勝ち取るために役立つアドバイスを受けられます。
特に就・転職エージェントでは理想に沿った求人を紹介してもらえる他、プロから就・転職対策を行ってもらうことができます。
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